器具・本の紹介

僕の本棚(の一部)

僕の本棚にある本を、少しだけ紹介するページです。不定期で更新しようと思います。

専門関連

身体機能の機能解剖

学生時代の恩師が訳した、僕にとって初めての解剖学書籍。
今でも使っています。

Greenman’s Principles of Manual Medicine

僕がミシガンステイト大学に進学した主な目的の一つである徒手療法のクラスは、このテキストを使って勉強しました。
脊椎の動作メカニクスや機能不全へのアプローチについて腰を据えて学べる一冊。

コーチとは自分を知ることから始まる

バスケットボールコーチによる名著。僕は原文を読みました。
上司・親・トレーナーなど、他者を導く立場にいる人におすすめ。
一つ一つの章が短く、スッと心に入ってきます。

バスケットボールの動き向上トレーニング (競技力が上がる体づくり)


「すべての人に通じる正しい動きはない、よりよい動きがある」
「そのちょっとをいかに自分で探すか」
前書きの対談をしっかりと心に留めて、ユースを含む多くのバスケットボール選手にガイドとして参考にして欲しい一冊。動きの土台となる筋力の指標として、ヒンジ・スクワット種目における目標がしっかりとした重量で設定されている点も特筆。

Conscious Coaching



著名なストレングスコーチによる、いかにしてアスリートからの信頼を”得る”のではなく、”勝ち取る”のか(Building Buy-In)を説いた1冊。アスリートを16のタイプ+サブタイプに分け、それぞれのタイプの傾向を把握し、自分が相手だったらどうして欲しいのかではなく、一人一人の相手がそれぞれに求めている事を理解し実践する。八方美人とは違うコミュニケーションの技術だと気づかされます。

Art of Learning





「インスピレーションを得るための公式や型紙は存在しない。だけど、それを得る自分なりの方法を発見するために辿るべきプロセスならある」チェスの神童と呼ばれ数々の大会を制し、成人後に始めた太極拳では数年で世界一になったJosh Waitzkinが説く、習得の技法。

その幼少期は、公園で様々なスタイルのチェスに触れて育ち、完全にチェスから離れるオフ期間を持ち、「チェスの結果に関係なく愛してくれる」親に支えられたという点で↓のユーススポーツにも繋がります。原著を読みましたが、和訳でも読んでおきたいと思う一冊。

ユーススポーツ関連

Essentials of Youth Fitness

2020年後半に購入し、かなりしっかり読み込みました。
研究報告に基づく知識を系統だって学べます。
もし僕がユースアスリートに関する講義を持つとしたら、指定書籍に選ぶ一冊。

子どもがバスケを始めたら読む本

「僕たち親は、何のために子どもにスポーツを させているのだろうかーそして、どんなサポートができるのだろうかー(本文より)」
僕も手伝わせていただいた一冊。詳しくはこちらを。https://tmgathletics.net/2021/02/19/book1/

その他

「想いをカタチにする」ポジティブ思考

現役No1PGと言われる選手の、肩の力が抜けた(スポーツを含む)物事への向き合い方は、スポーツをする子を持つ大人にとっても気づきと自省の機会を与えてくれると思います。富樫選手ファンの息子のリクエストで購入しましたが、一緒に読んで良かったと思える一冊。

藁を手に旅に出よう “伝説の人事部長”による「働き方」の教室

僕がルーティンで聞いているポッドキャスト「荒木博行のbook cafe」のマスターの著作。
寓話を題材にした社員研修を舞台に、キャリアや生き方の視野が広がる話に溢れています。

自分の頭で考える読書



「本は、読み手によってはじめて命を与えられる」
上記の荒木博行さんの新著。同じ一冊でも読み手の数だけ命が生まれる。同じ読み手でさえ、時間や状況が異なる事で、異なる命を本に与える事ができるのだと、本との新しい向き合い方(取っ組み合い方?)に気が付きました。

山と獣と肉と皮

写真家・ライターであり母親でもある著者の、深い洞察力・豊かな感受性・優れた文章力に感嘆した一冊。長崎に引越す可能性が出た時に偶然読んだ一冊。引越して約1年、もう一度読み直そうと思います。

読書について

「近代批評の神様」といわれ、難解な文章で知られる小林秀夫。
その文章に???だった学生時代の記憶があるのは僕だけではないと思います。
そんな彼を近く感じる事ができた一冊。この本のおかげで、今後の人生を通して彼の作品に組みあってみようと思えました。

かくかくしかじか

作者が、自身の幼年時代からの生い立ちと、有名漫画家になるまでを描く自伝エッセイ漫画。
画家である師が繰り返し繰り返し放つ、時には不条理な、時には人を救う「描け」という言葉。
おススメです。