器具・本の紹介

日本人らしさー株式会社Zaoba/BULL Japan訪問

(写真:http://bull-samurai.com/より)

トレーニングスペースのオープンを3月に控え、テナントの内装が進んできました。同時に、設備と器具の発注や受け取りも大詰めを迎えています。そんな中、先週末は、二つの用事で関東に出張していました。

まず向かった先は、千葉県浜野。
「安全・堅牢・機能的」という信念を掲げる最高峰の国産トレーニング器具を製造するBULLブランドを展開する株式会社ZAOBAの本社を訪問する為です。

トレーニング器具の精度。アスリート、特にリフティングの競技者はその重要性を熟知しています。施工中のトレーニングスペースは「落とせない」ので、リフティングの競技者には向いていない環境です。しかし、バックグラウンドに関係なく、クライアントが料金を払い汗を流して使う器具と、自分が提供するプログラムは、その誤差を最小限に、という思いがあります。そこで、ウエイトプレートは重量精度誤差±2%以下、オリンピックシャフトに至っては重量精度誤差±1%以下というBULL製品の導入を検討していました(↓)。

そんな折、滋賀で生まれた貴重な縁がZAOBAの高田社長と繋げてくださり、今回の訪問が実現しました。「安全・堅牢・機能的」の信念に違わない製品の質を確認できただけでなく、高田社長と社員の方々の情熱を直に感じる事ができ、確信をもって導入を決定するに至りました。

2時間強の時間を取っていただいた中で交わした会話は、商談ではなく、それぞれの人生観や歩んできた道程から学んだ事の共有などが大半を占めました。

「この人達が創ったものを使いたい」

そう心から思えた事が商談だったといえるかもしれません。

彼らのビジネススケールから見れば(案内して頂いた倉庫の規模といったら)、個人事業主の僕が今回導入可能な器具は本当に小さなものでしょう。にも拘わらず、彼らの対応は僕がまるで大企業の社長でもあるかのように丁寧で、かつ自然で、温かみがありました。到着時に浜野駅まで迎えに来てくださっただけでなく、帰りには僕が次の向かう先に行くのに便利だからと、一つ離れた駅まで送ってくださいました。

徹底的に細部までこだわった製品を創るこの日本の会社は、「日本人らしさ」を本当に大切にしているのだろう、とその温かな心遣いに感謝しながら浜野を後にしました。

オリンピックシャフトウエイトプレートに加え、TMG athleticsの床は、NEOFLEX Rubber Matを採用しています。堅さ・グリップ共に言う事なしです。