約3年前の2018年夏、僕と妻はそれぞれ13年間と8年間を過ごし、息子達は生まれ育ったアメリカから帰国しました。
帰国後の拠点として僕たちが選んだのは、実家がある静岡でも友人たちが予想した東京でもなく、それまで一度も足を踏み入れた事がなかった滋賀県でした。滋賀県を選んだ理由は帰国後のブログに書いています☛「なぜ滋賀県に?」
そして先日、僕の家族にとっては日本の故郷となった滋賀を離れました。
3年弱の生活を彩ってくれた場所等を紹介します。
TMG athletics
2019年3月にオープンしたパーソナルトレーニングジム。多様なバックグラウンドのクライアントの方々との出会いは、あの小さなスペースを多くの発見と気づき、学びで満たしてくれました。僕が与えて頂いたものに値する時間と経験をクライアントの方々に提供できていたことを願うばかりです。クライアントの皆さんから壁に頂いたサインは、大工さんが上手に切り取ってくれました。場所は変われど、このサインボードに恥じない時間を新天地でも重ねていきます。
TMGの運営にあたり大きなサポートをしてくださったHALEOさま、KYUSさま、SANTEPLUS(Flexcushion)さま、スターラインジャパンさま、サン・クロレラさま、TRX Japanさま、ザオバ(BULL)さま【アルファベット順】にも心から感謝を申し上げます。
滋賀レイクスターズ
帰国後初年は所属選手の個人トレーニングを、その後2シーズンは業務委託という形でオフシーズンのトレーニングを中心に関わらせて頂きました。大学の後輩が繋いでくれた縁は、尊敬できる人達や一生の友人達との出会い、かけがえのない経験をもたらしてくれました。いつの間にか息子達が「俺たち」と呼ぶようになったレイクスは、僕たち家族にとってずっと特別なチームです。場所は離れど、これからもずっと応援しています。Go LAKES!
https://www.lakestars.net/
https://twitter.com/shigalakestars
https://www.instagram.com/shigalakestars/
観客として初観戦をした時の感想をブログに残していました☛「Bリーグ観戦デビュー」
TIP OFF
滋賀生活の恩人が店長を務めるバスケットボール専門店です。帰国直後の家探し中に偶然お店を見つけて足を踏み入れたのは運命だったと思っています。ビジネスを始める際にアドバイスを頂いたり、毎週の楽しみとなったクラブチームに誘ってくれたり、開業のお祝いにとTMGオリジナルTシャツを大量にプレゼントしてくれたり、滋賀を離れる時には勇気がみなぎる言葉をかけてくれたりと、本当に本当にお世話になりました。
http://tipoff.jp/
https://twitter.com/tipoff_tsuru
https://www.instagram.com/tipoff_tsuru/
サカエヤ
お肉に対する考え・イメージを完全に変えてくれたお肉屋さん。感性とお肉への愛情・情熱に溢れた店長とは↑のクラブチームで出会い、記念日や特別な時にはいつもお世話になりました。職業こそ違えど、自分のプロ意識を点検させてくれる場所でもありました。引越しの準備に追われた滋賀生活最後の数日も、これは絶対に外せないとサカエヤのお肉でバーベキューをしました。店長が中心となって投稿をするインスタグラムは、情熱と愛情とプロ意識が滲み出てくる読み物としても楽しめます。
https://www.instagram.com/sakaeya7829/
https://www.omi-gyu.com/
木屋長工務店
TMG athleticsのテナント主であり内装工事を担当していただきました。近江商人がモットーとする「三方よし」を開業時から退居時まで示してくださいました。一面だけ淡いオレンジにしたTMG athleticsの玄関の壁紙。退居した今、木屋長工務店の方々を思い出す時は、この温かな色が思い浮かびます。鍵をお返しした時、とても気持ち良く送り出してくださり、寂しさに溢れそうな心に爽やかな風を吹かせてくれました。
若草3丁目
行く先行く先でご近所に恵まれる運は、帰国しても変わりませんでした。平均年齢が高めのコミュニティで、子ども達を見守ってくれている大人の存在はとても心強かったです。アメリカとは違うであろう近所付き合いへの順応を帰国前は少し心配していましたが、気にはかけつつも干渉し過ぎない距離感を持った方達に恵まれました。
家の前の道路でバスケットボールで遊んでいた息子達に大切な植木鉢を割られたにも関わらず「そんなに泣くものじゃないよ。もっと遊びなさい。」と言葉をかけてくれたり、引越し作業中に「疲れたでしょう」と桜餅を持ってきてくれたり、引越してきた時にはまだハイハイをしていたお隣さんの子がお別れのプレゼントをくれたり、そのお姉ちゃんのピアノが驚くほど上達していつのまにか聞こえてくる音が楽しみになっていたり。心温まる思い出が沢山あります。
琵琶湖
どれだけの時間を湖畔で過ごしたか分かりません。綺麗な石を探したり、水切りをしたり、釣り糸を垂れたり。周囲の山と織りなす四季の景色も大好きでした。高島市のマキノサニービーチの美しさは驚かされました。
他にも、焼き物の町信楽や、びわ湖テラス、メタセコイア並木、琵琶湖博物館などなど。行動制限が必要でなければ、もっともっと探索したかった魅力あふれる滋賀県です。
終わりに
僕たち家族の第二章を滋賀でスタートしたことを心から幸せに思っています。
車中で「なんだか週末の小旅行に行くみたいだね」と話をしながら、環境にも人にも本当に恵まれた地を後にしました。
ありがとう、滋賀。