ナショナルトレーニングセンター(NTC)で行われているバスケットボールS級コーチ講習会の講師を90分x2コマで担当させていただきました。
「パフォーマンス向上について」というタイトルで依頼を頂きましたが、対象がコーチという事で「チーム・組織全体のパフォーマンスを上げるには」という観点から、数日前に参加コーチの方々から頂いていた質問をベースに、メディカルスタッフの立ち位置、お互いを活かすコーチ陣との関係、ウエイトトレーニングに対する考え方、ユーススポーツについての考えなど、これらのトピックにコーチ達がどう介入して影響を与える事ができるかを軸に話をさせて頂きました。
2週間にわたるコーチ講習会の折り返し日、その最終コマという事でコーチの方々の疲労もピークに達していたとは思います。しかし、参加している全コーチが真剣に耳を傾けてくださり、また積極的に投げかけれらた質問のおかげで話が深まる事が幾度もありました。
Bリーグが設立されて3年目、W杯にオリンピックとバスケット界は大きな成長のチャンスを迎えていると思います。そこにどのような文化が形成されるかは、選手達を直接指導するコーチが大きな役割を担っていると考えています。その期待を込めた、少し異なる視点からの考え方を紹介という意味もあった講義でした。
登壇前は、NTCで行われていた男子バスケ日本代表の練習も見学させていただきました。ラマスHCを始めとするスタッフたちのとても丁寧な対応に心から感謝しています。活気に溢れ、高い集中力と強度で、とても良い緊張感の中で練習が展開されていました。特にキャプテンを始めとするガード陣が、そのトーンをセットしていた印象を受けました。
恒例の日帰り出張で、帰りは疲れでぐったりするかと思っていましたが、コーチ達の姿勢や代表チームの気迫にエネルギーを貰い、帰途でもしっかりと仕事をこなす事ができました。
NTCでお会いした全ての方々、ありがとうございました。